たにがわ2のブログ

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1台目 SONY WM-EX1

WM-EX1

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縦型がユニークな15周年モデル。登場はカセットテープ末期にさしかかった1994年だけど、非常に人気だったようですね。必要な機能はそろっていて、リモコンがなくても一通りの機能が使えるので持ち出す頻度も高いです。ワンプッシュ・イジェクトは手を滑らせやすいので要注意。後継からは樹脂製のグリップがつきます。

対応リモコン

RM-WM78E

RM-WM78E
FFとREW、PLAYとストップでボタンの形がちがうので、押し間違えにくい。非常に優れた機能性を持ったリモコン。ワニ口クリップもこのモデルから。ヘッドホン端子がマイクロプラグなのが惜しいけど、使いやすさは一番。リモコンがないとできない操作は音質設定とAVLS。リモコンなしでも十分運用が可能。

対応電池

ガム型充電池(7/5F6サイズとも呼ぶらしい)
バッテリーボックス(単3電池、バッテリーボックスは縦型機専用タイプ、一部MDと互換アリ)

整備性・コンディション

EXシリーズの整備性は総じて良い。ベルト交換はふたを外すだけ。基板を外す際はちょっとフレキが多いかな。回転検知のホイールが汚れて不調になったことがあり。ホールドシャッター機はホールドスイッチがないという大きなメリットがある。ホールドスイッチの接点不良で暴走、かなりありがちなので助かる。縦型機はテープのたるみがあると、出し入れする際にテープを痛めてしまいやすいので注意が必要。

EX1内部

音質

2023年におけるカセットプレイヤーとしては非常に高音質。
しかしこの世代は"ウォークマンにしては"実はあまり高音が伸びないようだ。15kHzあたりでも明確に落ちている。使い込みによるヘッドの劣化も考えられるが、同世代機はデッドストック機も含めてそんな感じなので仕様なのかも。音楽が楽しく聞けないレベルでは決してないので、個性として。EX機のカタログスペックはほぼみんな30Hz~18000Hzなのですが、測ると結構ちがいます。
手持ち機のワウフラッターはRMS 0.19% Peak 0.36%。自作テープ計測なので悪めに出ることを考えれば、コンディション良。

Playback EX1

お気に入り度

80 / 100

特徴・機能

  • ウォークマン15周年モデル
  • ワンプッシュ・イジェクト
  • 36時間再生
  • 25倍高速サーチ
  • 9曲AMS
  • 音質設定 EX DBB / VOCAL
  • A面/B面お知らせ
  • 液晶付きフルリモコン(ヘッドホン脱着可・マイクロプラグ)
  • ホールドシャッター
  • Dolby B NR
  • オートテープセレクタ(NOMAL / CrO2・METAL)
  • オートリバース・ブランクスキップ
  • 真鍮製キャプスタンホイール
  • MADE IN JAPAN