たにがわ2のブログ

みうゼノプラスから移行しました

2台目 東芝 WALKY AX-W10C

東芝 WALKY AX-W10C (90分テープは非推奨です)

コメント

2023年に復活した東芝のポータブルカセットプレーヤー。といっても自社設計自社製造の時代ではありません、内部メカがどこかで見た何かに似ているのも仕方がない。とはいえ完全オリジナルのクリーンなデザイン、プラスチックながらも表面加工でチープではなくポップなイメージに仕上がっています。カセットテープがみえるクリアタイプのカセットホルダーを採用したのもわかってていいです。

対応電源

単3電池×2本。ポータブルカセットプレーヤーの基本仕様。さらにUSB Type Cが利用できるのもイマドキでいいですね。

整備性・コンディション

2023年製ですから、メーカー保証もあるのでそのまま使えばよいとは思いますが、こだわり派としては手元の個体が最良のコンディションに調整されていないこと気づいてしまいました。メーカー保証などいらぬと調整してしまいます。速度調整ボリュームは露出していないので、調整する場合はふたを開ける必要があります。アジマスずれと速度ずれ(+2.3%)を調整しておきました。

音質

2023年に新製品で発売されているポータブルカセットプレーヤーの中では高品質な部類と思われます。ワウフラッターが0.3%ちょいでステレオなのが貴重。B1000EWやWe Are Rewindと比べてメカはそっくりさんですが圧倒的に安いですし。

AX-W10Cのワウフラッター(参考)

周波数特性はアジマス調整してこんなかんじ。B1000EWの公称スペックが40Hz~11kHzですが、AX-W10Cもそんな感じの波形が出ます。だら下がりしているだけで、高音域も出ていますのでちゃんと聞ける音質になっていますよ。ちょっと低音増強されててメリハリのある元気なサウンドです。

AX-W10Cの周波数特性(参考)

追記 リサジューであわせるのではなく、耳で合わせた方が高音が伸びて聞こえるので元に戻しました。カーステレオでこういうEQ作ったりしますね。

再々調整したAX-W10Cの周波数特性

機能

Bluetoothつき、わかっていますね。2023年のリスニングスタイルをおさえていていいと思います。もちろんちゃんと技適を取得したBluetooth付きですので、安心してワイヤレスリスニングができます。

サラウンド機能は完全にオマケレベルですね、わかっていたことではありますが。

再生はワンウェイでオートストップ機能付き。早戻し早送りはオートストップ/シャットオフしません。

録音は直流バイアス仕様で音質には期待できません。テープの爪を折りたくない派としては押し間違えて誤消去しちゃうから、中途半端な録音機能はない方がいいんですが…

まとめ

2023年に7,700円で手に入るプレイヤーとしてはとても良いと思います。デザイン、クリアタイプのバリエーション、ステレオ対応、単3&USB Type C、Bluetooth、メリハリサウンド、そして7,700円の価格。

これが売れてもうちょっと上級なモデルが出てくれるとなおいいですね。録音とサラウンドはカットしてよいので、もうちょっと良いヘッドを使ったモデルが出てくれるといいなと思います。ハイポジ対応するにしても、まずは基礎体力が必要。

しかし商品企画の方向性としてはどちらかといえばカラバリとかコラボモデルとかの方がありそうかもしれません。カセットテープの音楽ソフトがリリースされる中、ちゃんと音楽が聞けるレベルの大手ブランドのプレイヤーが手に入るということ意義があると思うので、成功してほしいなと思います。

1台目 SONY WM-EX1

WM-EX1

コメント

縦型がユニークな15周年モデル。登場はカセットテープ末期にさしかかった1994年だけど、非常に人気だったようですね。必要な機能はそろっていて、リモコンがなくても一通りの機能が使えるので持ち出す頻度も高いです。ワンプッシュ・イジェクトは手を滑らせやすいので要注意。後継からは樹脂製のグリップがつきます。

対応リモコン

RM-WM78E

RM-WM78E
FFとREW、PLAYとストップでボタンの形がちがうので、押し間違えにくい。非常に優れた機能性を持ったリモコン。ワニ口クリップもこのモデルから。ヘッドホン端子がマイクロプラグなのが惜しいけど、使いやすさは一番。リモコンがないとできない操作は音質設定とAVLS。リモコンなしでも十分運用が可能。

対応電池

ガム型充電池(7/5F6サイズとも呼ぶらしい)
バッテリーボックス(単3電池、バッテリーボックスは縦型機専用タイプ、一部MDと互換アリ)

整備性・コンディション

EXシリーズの整備性は総じて良い。ベルト交換はふたを外すだけ。基板を外す際はちょっとフレキが多いかな。回転検知のホイールが汚れて不調になったことがあり。ホールドシャッター機はホールドスイッチがないという大きなメリットがある。ホールドスイッチの接点不良で暴走、かなりありがちなので助かる。縦型機はテープのたるみがあると、出し入れする際にテープを痛めてしまいやすいので注意が必要。

EX1内部

音質

2023年におけるカセットプレイヤーとしては非常に高音質。
しかしこの世代は"ウォークマンにしては"実はあまり高音が伸びないようだ。15kHzあたりでも明確に落ちている。使い込みによるヘッドの劣化も考えられるが、同世代機はデッドストック機も含めてそんな感じなので仕様なのかも。音楽が楽しく聞けないレベルでは決してないので、個性として。EX機のカタログスペックはほぼみんな30Hz~18000Hzなのですが、測ると結構ちがいます。
手持ち機のワウフラッターはRMS 0.19% Peak 0.36%。自作テープ計測なので悪めに出ることを考えれば、コンディション良。

Playback EX1

お気に入り度

80 / 100

特徴・機能

  • ウォークマン15周年モデル
  • ワンプッシュ・イジェクト
  • 36時間再生
  • 25倍高速サーチ
  • 9曲AMS
  • 音質設定 EX DBB / VOCAL
  • A面/B面お知らせ
  • 液晶付きフルリモコン(ヘッドホン脱着可・マイクロプラグ)
  • ホールドシャッター
  • Dolby B NR
  • オートテープセレクタ(NOMAL / CrO2・METAL)
  • オートリバース・ブランクスキップ
  • 真鍮製キャプスタンホイール
  • MADE IN JAPAN

2022年 今年買ってよかったもの(カセットテープ編)

カセットウォークマンに復帰した2022年はレストア用の道具とテープ活用グッズをそろえた年になりました。明らかに他のものとは別枠だと思うので、別枠で。

はんだこて関係ですが、古い電熱タイプと吸い取り線から買い替えた結果、明らかに世界が変わりました。貴重な基板を焼いてしまったときに、思い切って買いました。セラミックタイプなのですぐに作業に取り掛かれる点、主な用途がウォークマン修理で部品が熱に弱いため温度制御ができる点が非常に良いです。

精密作業をやっているときに、はんだこてのことを気にしている余裕はない。立てかけるタイプの簡易台を使っていて、床を焦がした経験がある人は今すぐに買った方がよい。スポンジに水を含ませる必要もありません。

はんだ吸い取り線は早々に卒業して、SPPONで作業をしていたのですが、結局買ってしまいました。作業効率は1:10:100ぐらい(吸取り線、SPPON、吸取り器)でよいです。ウォークマン修理では基板やチップに熱ダメージを与えないことが大切です。

パナソニック Panasonic 加湿器用洗剤(400ml) FE-Z40HV
ウォークマンの接点さび。昔のニカド電池やアルカリ電池は過放電でほぼ100%液漏れしてましたので、中古で入手するウォークマンも緑青まみれなことが多いです。この洗浄液なら加湿器の掃除もできるし、接点の洗浄もできて一石二鳥。取り外した金具を浸すと、緑青からしゅわしゅわと泡が吹きあがり、1時間もすればピカピカになります。めちゃくちゃ楽。

超精密ドライバー 6本組jp.daisonet.com
ダイソーの精密ドライバーセット。カセットウォークマンのねじは#00なので、これが回せればよいです。ENGINEERの工具セットも持ってますが、だいたいこれで用が済んでしまいますね。

アナログボリューム修理に必須の品。接点復活剤は各種あって、最初はレトロゲームのカートリッジ用を使っていましたが、ガリ取り性能は専用品の方が上に感じました。ウォークマンのボリュームは分解整備ができないので、これをたらしてひたすらボリュームを往復させることになります。中間部分のガリはほぼとれますね。

互換ガム電池はあまり良い印象がなかったのですが、こちらは性能が安定しているように思います。3本購入してローテーションして使っています。

昔ながらの急速チャージャーも持っているのですが、USBから取れた方が取り回しやすいので。1本タイプを使っています。

あまり使用頻度はないのですが、容量測定や保管に適した状態に充放電してくれる機能などは便利ですね。

ウォークマンをたくさん買ってしまったので収納として。おしゃれとはいいがたいですが、サイズはちょうどよいです。少し大きめのWM-GX200やWM-FX202などのシンプルシリーズやWM-2なども収納可能です。SHOCK WAVE RQ-SW20やWM-FSシリーズなどは収納不可。

こちらはCDウォークマンやSHOCK WAVE RQ-SW20やWM-FSシリーズを収納可能です。現在上と合わせて全部で11あります……

ワイドケース(22.6cm×14.3cm×10.2cm)jp.daisonet.com
カセットテープの収納。ワイドBOX No.2が近くのダイソーにはなかったのでこちらを選びました。カセットシティやwaltzの木製ケース(48本収納、5940円)も買いましたが、あっという間にあふれてしまったので、結局はこういうケースの出番になります。

オーディオテクニカ audio-technica AT6037 [ヘッド&ピンチローラークリニカ
買ってよかったものというか、必需品ですねこれは。なかなかなくならないので、そうそう買うものではないですが。綿棒は別に買いました。

カセットテープ2022 第2回 録音(ダビング)の楽しみ

 カセットテープの楽しみの一つに、録音があります。MDも録音ではありましたが、MP3プレーヤーぐらいからはエンコード*1とデータ転送になり、ついぞストリーミング時代には概念的にも存在しなくなりました。端的にいえば手間が解消された、便利になったということなのですが、一方で趣味性がなくなってしまいました。

 手間暇かけるのが趣味ということであれば、カセットテープの録音は趣味性が高いといえます。音質の良しあしが腕(+知識)と機材に大きく左右されるのが面白いところですね。機材といってもお金をたくさん用意して、良い機材を堪能するだけではありません。格安のノーマルテープの性能を最大限に引き出すとか、いろいろやれるんですよね。アナログ機器はちょっとしたことでかなり音が変わるので、楽しめます。

カセットテープの音質

 カセットテープの音質というと、温かみのある音(≒かまぼこ音質、高音が伸びない)といわれることが多いように思います。ソニー製の最新ラジカセ「CFD-S401」の仕様でいえば周波数範囲 TYPE I(ノーマル)カセット80Hz −10,000Hz(JEITA)となっていますので、間違っていない。昨今のカセットテープブームをうけたソニーの特集ページも以下のような感じです。

ーカセットテープ自体もオシャレなものを選んだりして、ですね。ちなみに、音を聴いてみた感じはどうでした?


ミキ:あ、懐かしかったです!


カナコ:うん、懐かしい


ミキ:高音質の音楽を、ヘッドホンでいっぱい聴いてた時期もあったんですけど。何か最近はそういうモードじゃなくなってきてて、レコードで聴いたり、部屋で何かリラックスしながら聴くっていうのが好きなんですよ。それで久しぶりにカセットを再生したら……何かちょっとこう、モワッとした音でしたよね(笑)

www.sony.jp

そう、モワっとした音ですね。それがいいんだ、雑貨感覚の手軽さ、おしゃれさが現在のカセットテープブームの中心なんだろうと思います。それは否定しない、しかし私はカセットテープの過去の栄光を追体験したいのですよね。全盛期のカセットテープはもっといい音がしたはずです。めざせ20KHz再生*2! せっかくですからマニュアルでいろんな調整ができるカセットデッキで録音を楽しみましょう。

カセットデッキでできる録音の楽しみ1 録音スタート位置を自分で決められる

 これはラジカセでもできる楽しみポイント。カセットテープに録音するとき、何秒目から録音しますか? カセットテープはリーダーテープという、茶色ではない部分が最初にあってそこには録音ができません。鉛筆などでリーダー部分を送ってからカセットをセットするようにと、例えば東芝ハイレゾ対応ラジカセTY-AK2取扱説明書にも記載されています。

 あらかじめまいておかなくても大体5秒もすればそこは通り過ぎるのですが、わたしは20秒は送ることにしています。なぜか? テープの端は伸びたり、ハブのテープ止めの癖がついていたり、走行が安定しなかったりと音が悪くなる要素が多いからです。市販の(録音済)ミュージックカセットはそこまで無音部がないのですが、1曲目の冒頭はは音がこもったり、ドロップしてしまいやすいですね。欲を言うと1分ぐらい送って録音したいところですが、それはそれで早送りが面倒ですから、お気に入りの曲は2曲目以降に入れるのがいいかもしれませんね。

カセットデッキでできる録音の楽しみ2 録音レベルの調整ができる

 これはカセットテープに限らずデジタル時代でも実は変わらないことで、YouTube Liveで配信してる人の方がむしろ気にしていることですよね。音割れを防ぎつつ、なるべく大きな音を入力する。テープの場合、ヒスノイズとよばれる「サー」といったような雑音が結構な音量で入りますから、小さい音でもそれに負けない程度は音量を稼がないといけません。レベルメーターとにらめっこして、曲の、アルバムの中で一番大きく針が触れるところが収まるように録音レベルを調整します。音が歪まないギリギリを目指す*3チキンレース的な楽しみ?がありますね。

カセットデッキでできる録音の楽しみ3 テープ種別が選べる

テープいろいろ

 ハイポジテープのことです。あるいはメタルテープのことです。あるいはフェリクロムテープのことです。ノーマルテープより値段が高いこれらのテープはなにかといえば、音声会話記録用途のノーマルテープと違って、音楽専用に特性を改善してあるのですね。しかし、機器側も対応が必要。思えば実家にかつてあったカセットテープデッキ(Technics RS-M13)は手動のテープセレクタがありました。ラジカセでもバブル時代のラジカセはメタルテープに録音できたものもあったようですね。

 そして何でもかんでもハイポジがノーマルよりいいかというとそうではなくて、楽曲に対して良し悪しがあるというのも最近知りました。熱烈なハイポジ信者だったのでショックです。そしてこういった悩みはMD以降になって消滅します。デジタル時代は何に記録しても音質はいっしょ。
www.sony.jpっていうと、これは黒歴史ですかね? 商売は大変だ。

カセットデッキでできる録音の楽しみ4 バイアス&EQ&録音感度調整とノイズリダクション(長文)

つまみがたくさん

 これは最近知ったのですが、高級なカセットデッキにはいろいろな調整つまみがついているんですね。カセットテープは前の項でのべたノーマル/ハイポジ/メタルの違いだけではなく、ノーマルの中でも音声会話用や音楽用など様々な銘柄のものがあります(した)。結果として録音すると音質がけっこう違います。それが味というのはまぁその通りなのですが、デッキ側で特性を補ってやることでより良い音で録音しましょうという機能になります。録音EQ付きの機種を使うと、f特をかなりフラットにすることができます。これはTechnics RS-M13にはなかったので知らなかったわけですが。

 そしてテープといえばノイズリダクション。日本オーディオ協会に興味深い文献がありますのでリンクしておきます。ノイズリダクションといえば有名なのはドルビーBです。もう最近はドルビーというと多チャンネル音声の再生規格(ドルビーアトモスとか)というイメージですが、民生規格の原点はこれだと思います。で、何のためにあるかというと、テープならではの「ヒスノイズ」の低減が目的です。

 安めのプレイヤーでカセットテープを再生すると「サー」音が思ったより大きくて、大げさに言うと大雨の中音楽をきいてるような感じになります。あれがヒスノイズです。ポップスやロックであれば曲が始まれば気にならないですが、クラシックのピアニッシモなんかはもろに気になるところですね。そのため、市販のミュージックカセットはほとんどドルビーマークがついていて、再生時にドルビーNRをオンにしてあげればこのノイズを低減できるようになっています。

 ドルビーBの仕組みは大まかにいうと録音の際に高音域を持ち上げておいて、再生するときに「サー」というノイズごと高音域の音量を下げることで相殺するというものです(エンファシス方式)。しかしむやみやたらに高音域の音量を上げてしまうと、レベルオーバーになってしまいますので、「ある一定の音量以上」のものはそのまま素通しにします。この基準があっていることが何より重要です。

 しかし市販のカセットテープは特性がバラバラなので「ある一定の基準」がずれてしまって大変なことになりがちなのですよね。つまり録音時に「大きな音量」として素通しにした高音域を再生時に「小さな音量」と感知して音量を下げてしまって、結果として強烈に音がこもるといった事態になりがちなのです。わたしもかつてマジでドルビー使えねぇって思ってました。

 なぜそうなってしまうかというと録音時に-2dBで音を録音したのに、再生時には-4dBで再生されてしまうというようなことが起きているからです。これはテープの感度が銘柄ごとに違うからです。デッキは基準テープに合わせて設計されているので、調整機能がない限り「それは仕様です」ということになってしまいます。しかし基準テープってメーカーはもちろん、年代によっても違うんですよね。そういった差を吸収できるバイアス、EQ、録音感度調整は音質はもちろん、ノイズリダクションを正常に機能させるためにも必要な機能なわけですね。

NOISE REDUCTIONをメモする欄がありますね

 ここまで書いておいてなんですが、マジで面倒くさいですねテープ、ヤバいですね。全部忘れてYouTube Music聞いてた方がが人生のためだと思います。ここまで読んで正気に戻れなかった人だけが先に進むことができます。

カセットテープを楽しめるデッキを用意しよう

 これらを全部楽しめるのは、おおよそ3ヘッドデッキと呼ばれる高級カセットデッキになります。消去・録音・再生の3ヘッドです。録音したそばから、再生音をほぼ同時に聞くことができるのが特徴。その代わりほとんどのデッキでオートリバースしてくれません。テープを裏返すのは手動。オートリバースなんて安物のテープレコーダーにもついてるのに、カセットデッキは高級になると逆にオートリバースしない。音質のために利便性を捨てるのはなんだか倒錯してるような気がしますが、大衆向けはともかく、「カセットテープデッキ」を買う層には受け入れられていたわけですね。3ヘッドデッキだけでもたくさんの機種がラインナップされていました*4

TC-K222ESL

 そんな中でわたしはTC-K222ESLというデッキを入手しました。ソニー信者ということもあるのですが、バイアス調整とRecEQがついていて入手性の良いデッキとなると1990年以降の222ESシリーズが一番のような気がします。RecEQは無くても、3ヘッドデッキならPCを音源にしてそちらでイコライザーかければ調整できるのですが、ちょっと面倒かなぁと思いまして。マニュアルにこだわらなければ、YAMAHA KX-493みたいな2ヘッドのオートテープチューニング機もありますし、上を見ればNakamichiが君臨していたり、AKAITEACAIWA、Pioneer……etc それぞれ特色があってテープデッキ沼は恐ろしく深そうですが、ウォークマンとちがってたくさん買うと部屋に住めなくなってしまいますので、最初から機能を満足できて価格抑えめで選んでみました。
audio-heritage.jp

 今新たに手に入れるとすると中古入手しかないわけで、「ジャンク」はもちろん「整備済」とか「動作します」がどれだけの性能を維持しているかは博打。購入しなくてもレンタルという手もありますから、つかりたい沼の深さによって選べばいいと思います。また2022年現在新品で入手できるTEAC W-1200でも上記の録音の楽しみ4以外は楽しめますので、それも手ではあります。TEACは神。しかし4万8000円だと遙かに高性能な整備済み中古デッキが買えてしまうのが悩ましいところなんですよね。テープデッキ文化維持のためにお布施ができるか、問われています。
teac.jp

*1:ここでエンコーダやデータレート、パラメータの設定に趣味性を感じられた時期もありましたね、閑話休題

*2:ただし-20dBに限る

*3:ギリギリ一辺倒でも周波数特性が劣るので、少し抑えめがいいという話もありますが

*4:1998年のソニーのカタログには3ヘッドデッキが4機種、リバースデッキが3機種、Wデッキが5機種掲載されていました

カセットテープ2022 第1回 2022年、カセットテープ始めました

カセットテープがブームらしいですね。

 渋谷の東急ハンズに中古カセットテープ、ラジカセの販売ブースがあったり中目黒にはカセットテープ専門店ができたりしていますね。フランス製のポータブルカセットプレーヤーが家電批評に取り上げられたりしてましたし、ヤフオクウォークマン、ラジカセ、カセットデッキの落札価格はうなぎ登りに上昇しています。

 似たようなものとしてレコードやフィルムカメラなどのアナログメディアが「復権」していますが、それらの実用上としての機能、つまり音楽再生・写真撮影はほとんど全部スマホで完結するわけです。実際にスマホは大変便利でけっこうなのですが、そこにはもはや手間暇がかかる段取りは何もなくなり、趣味性が蒸発してしまいました。趣味なのだから手間暇をかけたい。その方向性として、高度なデジタル機器で手間暇をかけてさらに高みを目指す方向性もありですが、そこであえてのアナログを選択するというのも趣味としてまたありだと思います。懐古趣味ではありますが、逆に2022年だからできることも結構あってなかなか楽しいです。

カセットテープの魅力について

 カセットテープ含めたアナログメディアは、「その当時の最先端技術」で構成されています。カセットテープはその全盛期がバブル時代と重なるので、かつての日本の電機メーカーの栄光とその先端技術の結晶として、単なる大衆の消費財を超えた魅力を秘めているように感じます。

 単刀直入にいうとカセットウォークマンのメカがすごい。たった1.2Vのガム電池1本で動くポータブルカセットプレーヤーのメカ技術は、この2022年に見てこそ改めて凄みがある。そういう精緻なメカって2022年の身の回りに存在しないんですよね。機械式の時計を持っている人は別ですが、それ以外はほとんど半導体に置き換わってしまっていて、精緻なメカっていうと自動車とかドローンとかロボットとかでしょうか? でもそれらはスマホ的に普及していたかつてのカセットプレーヤーよりはちょっと遠いような気がします。

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ウォークマンのメカ

 カセットウォークマンにはモノとしての魅力がある。しかしそもそもカセットテープというのが、ある種暴力的に技術力を投入した結果、異常な発達をした恐竜的存在だったりするんですよね。そこに面白さがある。

 1960年代に登場した際は会話の録音やラジオ音質のBGM再生程度ができるだけのメディアだったものが、テープに使われる磁性体やカセットテープデッキの改良で高級オーディオでも使えるメディアになっていきました。鳴らすだけなら簡単だけど、良い音で聞かせるためにはとてつもない物量、つまり「お金」が必要。なんだか深い沼の予感がしてきましたね?? そして2022年現在ではそれら高性能な製品はすべてが中古でしか手に入らないのです。あかん趣味の予感。2022年現在新品で購入できるテープやラジカセはほとんどが質素でベーシックな性能しかないです。ただしく原点回帰していますね。

わたしがカセットテープにカムバックした理由

 きっかけはレンタル倉庫の整理でカセットウォークマンを発掘したから。箱からCDプレーヤー数台とカセットウォークマンWM-EX610が出てきました。アニメけいおん!!のCDアルバム、放課後ティータイムIIの初回限定盤に付属していたカセットテープを聞くために2010年ころ中古で入手したものです。久しぶりに再生を試してみましたが動きませんでした。大切に保管していたのにかなしい。

 なぜか。これはカセットテープ再生機器の宿命なのですが、メカの駆動にゴムベルトを使用していて、経年で加水分解してしまうからです。おおよそ5年から10年くらいでダメになるらしい。薄型のウォークマンが最後に出たのは2004年、最も最後まで売っていたタイプ(WM-FX202)でも2010年で販売を終了していますので、世の中にあるカセットウォークマンは基本的には全滅しています。メーカーの修理受付、補修部品販売も終了しています。

 ではどうするかというと、自分で互換ベルトを入手して、分解して直すしかないわけですね。ヤフオクにある”整備品”は同様に出品者がそれぞれの技術で修理したものになります。カセットウォークマンの修理動画はYouTubeにたくさん上がっているので、ベルト交換だけならそう難しくありません。

 2022年は互換ベルトという意味では恵まれていて、良いベルトをAmazonで入手することが可能です。ただサイズはなぜか決定的な情報がどこにもないので、いくつかの種類を買って試すしかないのですが…… ちなみにわたしのWM-EX610はTECHSPACEのベルト、0.5㎜×65㎜で修理してみました。とても快調です。うれしい。せっかく直したのだから、もっと使いたい。

(↑このときは0.7mmでためしてますね)

 しかし肝心の音楽が入っているカセットテープは引っ越しの際にだいぶ処分してしまい、数本しかありません。うーん。音楽ソフトとしてのカセットテープはヤフオクにもたくさん出品されていて、特に人気のものでない限りはまだまだ安く買えます。何本か買ってみよう。→ カセット楽しいな。予備機も確保しておきたいな→ ヤフオク地獄  やっぱ昔みたいに自分で録音したいな → デッキ入手 → やっぱりテープはいいものが欲しいな → ヤフオク地獄

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カセットテープ!

 というわけで絶賛ヤフオク地獄中です。破産寸前です。GWはお金がなくてどこにも行けないので、カセットテープについて連載して暇をつぶして過ごそうと思います。こんな長文を書くネタが大量にたまっているので、そうします。そんなかんじで、つづきはGWに書きたいと思います。

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WM-EX610

みなさんもカセットテープいかがですか? いや、やめておいた方がいいです。でもたのしい。

キャンプ記録(買ったもの編その1)

キャンプに行きました。

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キャンプしている様子

わたしのキャンプ歴:昔家族で何回かと会社の行事で数回
ソロキャン歴:初

そういえば実家にむかしコールマンの413Hパワーハウス ツーバーナー があったのを思い出しました。ホワイトガソリンのやつ。そんなこんなでキャンプ自体は初ではないんですが、ちょっと経験した時代が違うというのと、ソロでは初めてということではあったんですが、"たいして調べないで"(フラグ)アマゾンブラックフライデーセールで安かったものを適当にチョイスして冬のソロキャンを実行しました。

PCパーツや一眼カメラと比べて単価がやすいので、レンズふきやネジを買うような気軽さでポンポン買った結果、チリが積もればでいいお値段になったのと、容積&質量が比べ物にならず、段ボールで部屋が埋まってやばかったです。キャンプギア購入はあなたの買い物依存症を著しく悪化させる恐れがあります。ってたばこの箱みたいに警告した方がいいと思います。

参考にしたもの
www.hageatama.org

わたしのキャンプの主目的としてはこたつでインターネットがやりたい(家でやろう)。いやこたつはにほんじんのちえだよ! さむい冬の過ごし方といえばこたつなんだよ。実際キャンプでこたつを実践している例はけっこうあって、AC電源付きサイトでホットカーペットにこたつっていうマジで家じゃん! っていうパターンから、徒歩キャンでこたつというストイックなスタイルまでいろいろ先駆者がいるみたいですね。

わたしはそこまでストイックなスタイルではなく、オートキャンプ前提で考えています。わたしはマツダ製の"4ドア4人乗りファミリーカー"に乗っているのですが、ソロなら3席が荷物置きにできるし、トランクスルーで長物も行けるし、まえ車載動画に挑戦したときにルーフキャリアまで買ったのでまぁ何買っても持っていけるんですよね。この考えが買い物を雑にして、悪い結果を招くんですが……。

テント

まずはテント選びから。

軍幕タイプを選択しました。自立式の普通のテントは飽きたというのと、寝るときにしか使えないのが不満だったんですよね。このタイプならキャノピーといって、入口の幕の部分がタープ代わりにつかえるので、その下にローチェアを置いてそこにこたつを置けばいい感じになりそうじゃないですか。

このTOMOUNTのやつはアマゾンブラックフライデーセールで15,800円とかいう意味わからんぐらいやすかったから選びました。知らないブランドでしたが、そんなに評価は悪くないみたい? TC素材で火の粉が飛んでも大丈夫というのもよい。

軍幕タイプですが、結果としてはよかったと思います。キャノピーをたたむと、寝る空間を確保しつつ、荷物もそのまますっぽりしまえちゃうんですよね。床がないことのメリットです。枕元に置いた蓋つきコンテナがそのままベッドサイドテーブルになりました。Good!

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蓋つき折り畳みコンテナをベッドサイドテーブルに

キャノピー用のポールは別売りだったので、何でもいいからと選びました。スチール素材。塗装にむらがあるし、抜きづらいし、完全にそれなりでした。

ローチェア

ゆるキャン△SEASON2をみていたら無理してでもヘリノックスのコンフォートチェア行ったかもなんですけど、なんと当時まだ見ていなかったので、マジで何も考えず柄がかわいいのに安いじゃーんと選択。届いてびっくりめっちゃでかい(収納時長さ77cm)&重い(3.1kg)。そのぶん巨大な背もたれはすばらしかったです。オートキャンプならありか。

こたつ用机

これは悩みました。Amazonにあるキャンプ用アルミロールテーブルはどれもこれも幅が狭すぎるんですよね。足を組んで座ることを考えると横幅70cmは必要なのですが、60cm弱のものがほとんど。あっても足が長すぎ。1人用だと幅が狭すぎて、ファミリー用だとダイニングテーブルになってしまい、椅子使用前提で高くなっちゃうってことなんだと思います。

正解は足の長さが2段階などで調節できるアルミ折り畳みテーブルを2個かって1個を天板にする方法みたいです。が、なんか雰囲気が出ないよなぁと思い(思うな)、買ったのがこれ。

木製天板! やっぱこたつの天板は木。値段も1万円未満と良心的。筋交いもないので足の空間も広々です。しかし、問題は重量と収納時のサイズです。Amazonの配達を受け取った時のやっちまった感たるや……重量は圧巻の7kg、収納サイズ92cm…。 たにがわさんの自動車、スキー板対応のトランクスルー機能、発動です。そしてキャンプ当日、積めるから良いってもんじゃない! ってなるんですね。でもね、そういうことって買って使ってみてはじめてわかるんですよ!

こたつ布団

これは封筒型の夏用シュラフを2枚使って連結すればよいとの情報がありましたので、こちら。夏用シュラフってこんなに安いんですね……。すごいな。

こたつ熱源

電源なしサイトへいくつもりだったので、無電源で行ける熱源を考えなくてはいけません。ハクキンカイロ×4も魅力的でしたが、ここは湯たんぽをチョイスしました。トタン製で直接火にかけられるやつです。重いので吊り下げ式の小物入れには入りませんが、床に直置きして足を載せるでも無問題でした。家でも使ってみたんですよ、びっくりするほど気持ちいい……。爆睡。湯たんぽ最高すぎる。

ランタン

ランタン。キャンプギアはどれも進化著しいですが、やっぱりLED照明の登場は革命じゃないかっておもいます。実家のランタンはOD缶のガスランタンだったと思います。電池式のミニ蛍光灯ランタンと比べると圧倒的に明るかったですが、現代のLEDランタンもめちゃあかるいですからね。

名門コールマン。LEDランタンも白発光より、こういった暖色発光のものの方が雰囲気があっていいです。あとわたしは照明に関してはリチウムイオンより乾電池派です。常用するものならいいのですが、防災用途とか、たまに使うキャンプ用途だと完全放電による故障や性能低下が起きる可能性を考えてしまう。その点乾電池式の方が信頼性が高いです。

このランタンは接点開放機能付きで、乾電池の液漏れの可能性を低減してくれる「わかってる」やつです。明るさによって1000ルーメン、600ルーメン、350ルーメンと3サイズの商品展開があるのですが、中間の600ルーメンを選びました。購入時価格2982円と値段がまあまあ安かったためです。実際にキャンプ場でメインランタンとして使いましたが、むしろ周りよりちょっと明るいぐらいでした。単1電池×3本仕様で、重さがそこそこあるので、テント内で吊るには大げさ感があるため、別にサブランタンを用意しました。

名門エナジャイザー。超有名電池メーカーです。日本での知名度は微妙なところかもですが。1273円とか言うあたおか価格で手に入りました。単3×4本で実測320gと軽量です。アメリカ合衆国のブランドらしく? 性能表記が誇大広告気味で、防水(パッキンないので気持ちです)とかバッテリー持続時間(明るさが1%になるまでの時間で計測!!!!!)とか、発光もLED×4でむらがあるのですが、まぁそこは置いておいて。

コンパクトさと、回転するハンドルがめちゃ便利です。伸ばして手に持つも良し(指向性があって前が照らせる)、テント型にして机において手元を照らすもよし、椅子の背に引っ掛けるもよし、ベルトを持ってきてテントに吊り下げるもよし。普通のランタンにない薄型形状と相まってめちゃめちゃ機動力が高い。コールマンはメインランタンとしてずっと外に吊り下げておいて、こちらを手元灯として使いました。これはマジでよかった。LEDはGENTOSでしょみたいなところありますが(私も仕事で使ってるのはGENTOSです)、意外にいいものがありました。

ランタンスタンドははげあたま先生といっしょ。アルミ製で作りも丁寧。軽くていいです。コールマンのランタンをつるすと盛大にしなるので、重量オーバーかも。実用上は問題なし。

コット&マット

コットははげあたま先生チョイスと同様。安いマットは本当にまったくマジでぜんぜん眠れなくていい思い出が1ミリもないのですが、最近はすごい便利グッズもあったものですね。コット。後から見ましたがKingCampのはYouTubeでも人気みたいですね。組み立て方が独特なので、事前練習をしていきましたが正解でした。たたむときにちょっとだけコツがいりますね。

インフレーターマットもKingCampのものを使いました。これも要練習。ふくらまない問題とたためない問題があります。おうちでYouTube動画を見ながら練習したので、本番では平気かとおもいましたが、これも寒くて硬くなっていたのか、ちょっとふくらみが悪くて息をたくさん入れてしまいました。中のウレタンが湿気で悪くなるから息を入れるなという話もありますが、ちょっと酷だなと思います。

シュラフ(そしてその2に続く)

シュラフはですね…盛大に失敗したんですよね。Amazonで冬用シュラフで検索すると本当に微妙なものしか出てこないんですね。あと対応温度の表記がめちゃくちゃ問題。快適温度とか限界温度とか。EUROPEAN NORMとかちゃんとした基準があるみたいなんですが(あとで勉強した)、個々の商品がそういうちゃんとした基準で測ってるのか? という問題もあるようです。わたしは何も知らないので値段の相場観(素人の)で適当に買いました。

"-8℃"対応でそこそこ値段するしということで雑に買ったんですが、この-8℃はEXTREME基準なんですよね。凍死寸前みたいなすごい基準です。一般的にはCONFORTで選ぶべきなのですが、その基準だとこの商品は11℃。3シーズン用だよこたつ布団と一緒だよ。じゃあなんで値段が10倍ぐらいするのか? それは中の綿がFP800の良いやつで、めちゃくちゃコンパクトにしまえるからです。これは登山用なんですね。こたつ布団用に買った夏シュラフのぱっと見1/3ぐらいの容積で、さっきの机のデカさとは別の意味で届いたときにこれは死ぬわ……と気づきました。ふつうにモンベルのダウンハガー800 #1とか買うと5万円するので、値段や容積的には相場通りなんでしょうね。目的が合わな過ぎて終了してます。

買い直すのももったいないので、これを生かす方法で何とかならないか(泥沼)。コールマンのマルチレイヤースリーピングというシュラフがあります。これはシュラフの重ね着をすることで4シーズン行けるシュラフになる(その代わりかさばる)というものです。3層で冬用になるみたいです。ということで、それの真似をすれば解決ですね!(?) 今回買ったこたつ布団用シュラフとこれで2層。もう1層用意すれば冬も行けるはず(?)

実はうちにこんなものがありました。ふるさと納税で防災グッズ件客用布団にできないかと昔入手した、布団屋さんが作ったシュラフなるものです。
www.sanmoto.co.jp
これはある意味すごい代物で、シュラフのような素材なのですが、使い心地が布団。それは長所なんだと思いますが、一番問題なのは運搬時の大きさも布団サイズだということです。圧縮して収納することが一切考えられていないので、布団袋に入っているんですね……。笑っちゃうぐらい大きいです。本当にキャンプに布団もって行っちゃった人みたいなビジュアルになります。掛布団と敷布団が一体なので、サイズは半分ですが、クッション性もよわまっているので、何かしら下に敷くものは必要です。メーカーとしては車中泊用に推しているみたいですね。まああるものは活用しましょうということで持っていきました。

泥縄追い打ち。電熱マット。

マキタの電熱ジャケット、仕事でも愛用しているのですが、あれは本当にあったかいんですよね。あれと同じ仕組みで汎用のモバイルバッテリーを使える商品もいろいろ出回っていて、これもその一つです。寒い思いは嫌なので、何でも試してみましょう。10000mAhのモバイルバッテリー使用時に高温設定で4.5時間使えるそうです。家で試してみたところ、Anker Power Core 13000で5時間弱行けたので、性能通りではありました。これだけ持っていけば凍えることはないでしょう、最悪朝まで起きていればいくら寒くても死にはしません。仕事ではよく朝まで外で立ってましたからね(罰ゲームとかではなく、そういう仕事)。そうなるとキャンプとしては失敗ですが。

さて、結果としてどうなったのかも気になりますね。あとクッカーとかも全然言及できていませんが、Vket見に行きたいのでまた明日書きます。

2018年買ったものたくさん

V関係

カメラ一式泣く泣く手放してこちらに振り向けました。

ボイスチェンジャー Roland VT-1/VT-3/VT-4

ボイチェンはフィードバックされた自分の声を聴きながらやるのが上達のコツで、そのために必要なのがHW! なんだけど世に存在するものほとんどが入手困難(比較的手に入りやすいのはUA100ぐらい)。中古で1を入手したら、Amazon.comで3を見つけて入手、4は発表日が休みの日だったので即予約した結果、3台になってしまった!! しばらくはVT-4で頑張ります。

iPad 6th 128GB スペースグレイ / Apple Pencil

バ美肉するためにはアバターを自分で描かなくては! 一念発起して中学生以来のイラストにチャレンジするために購入! iPad 3rdがいい加減動作が重くなっていたという買い替え目的もあります。結果として描けた。描けたけど土日つぶして精神集中する必要があって疲れるのでなかなかやれない、そして今はVtoLFになりました。また描きたい!

Apple iPad (Wi-Fi, 128GB) - スペースグレイ

Apple iPad (Wi-Fi, 128GB) - スペースグレイ

マイク SHURE PGA31 & RPM626

マイクスタンド不要でFaceRigで顔を隠すことがない、これ革命的に便利!!!! PGA31がスピーチ用で若干こもりがちなので、ここを上位機種に変えるのは手かもね! 足つぼだって余裕だよ!(余裕とは言っていない)

マイク オーディオテクニカ AT-VD5

ダイナミックマイク検証用。たしかにこもりは出るが十分使えることが分かった。ちなみにVD5は指向性がシリーズ中最も強いハイパーカーディオイドタイプなので、ノイズ環境にも強いよ!

ミキサー ヤマハ AG03

ネットラジオ時代にこれがあればどんなに便利だったことか! と使った人は思うであろう便利マシン。MONITOR MUTE機能がめっちゃいい。あとDAWCubase AIがついてくるのもめっちゃいい。

ゲーミングヘッドセット キングストン HyperX Cloud Stinger

最初に恋声使ったときはノートPCの内蔵マイクでやっていた、さすがにどうだろうと思って買ったのがこれ。すぐに恋声自体に見切りをつけてしまったので、マイク部分は使ってないけど、かけ心地は悪くないのでモニタ用にヘッドホンとして使ってます。

Webカメラ ロジクールC615

Webカメラの一台や二台、どこかにころがってるはずだったのに見つからなかったので適当に買いました。AFはついていた方がいいかなと思ってこれにした。

LOGICOOL HDウェブカム フルHD動画対応 C615

LOGICOOL HDウェブカム フルHD動画対応 C615

マイク オーディオテクニカ AT2020 Amazon限定ホワイト

白くてかわいいのが良い。ダイナミックマイクと違いこもりがなくて良い。取り扱いも雑でよいバックエレクトレットタイプなのが良い。ただ音を拾いすぎるので逃げ場がないわたしの部屋では使いづらい。ショックマウントはNEEWERの1000円未満のやつを別に買いました。

マイクアンプ SHARK FBQ100

VT-3はゲインにシビアで一定した音量でしゃべれないと声がおじさんに戻ったりする。コンプレッサー/ノイズゲートを兼ねていて安い。中古で買いました。マグロナちゃんβ環境の1アイテム。VT-4とPGA31の組み合わせだともはやそのようなこともないので、最近出番が減り気味。

Behringer SHARK fbq100

Behringer SHARK fbq100

スピーカー ANKER Anker SoundCore Sport

みんなの前でボイチェンをするという一発芸のためにスピーカーを買いました。3Wだと音量が小さすぎてダメです。

スピーカー UE ROLL2

大出力で値引きにより比較的安かったこれを。が、360度に広がるサウンドをマイクが拾ってハウリングするという無様な結果になった… 

ZOTAC GeForce GTX 1070Ti Mini

中古でお手頃だったので買った。結果保証書抜いただけの新古品だったっぽい。いつかVRフルトラッキングデビューしたい。そしたら今のケースに入らないことが分かって… (これ本当に惜しい設計してる気が)

Core i5 8400 / ASUS H370M-PLUS / DDR4 2666 8GB ×2/ Clusial SSD MX500 500GB

ケースを変えているうちにマシンが壊れてBSOD連発するようになってついに起動不能に。コラボ配信直前だったので本当に最悪のタイミングだった。怒りのマシンもう一台。しかし実はマシンが壊れていたわけではなくて10年物のSATAケーブルの不良が原因だった。今年最大の知見:SATAケーブルを使いまわしてはいけない。

そのほか

iPhone SE 64GB SIM Free ローズゴールド

中古。iOS検証用。これこそが美しいiPhone。6以降は見た目が邪悪、カメラの出っ張りが嫌い。OSMO Mobile2に普段使いのスマホをくっつけてしまうのは不便なので。

DJI OSMO Mobile2

ジンバルが1万円台ってマジ! って思ったので買った。動画撮るの楽しくなる。が、それなりに大きいので、撮りたいときに都合よく持っていられるかというと… でもまあ今後いろいろ使ってみたい。

JDSound OVO

クラウドファンディングでMade in 東北と言っていたので気まぐれに出資してみたやつ。映画館の迫力を完全再現とかいうあおり文句は???? でもこのサイズのスピーカーとしては音量が出るのは確か。入力は5Wながら面白い駆動系式とコンデンサで大音量を実現している、モノとしては面白いかな。製品版の価格(2万強)で買うとどうでしょう。LEDイルミネーションが映えるのはパフォーマンス用途向き?

ハイレゾ対応USBスピーカーOVO(ダテゴールド)

ハイレゾ対応USBスピーカーOVO(ダテゴールド)

Synology DiskStaion DS216j

さすがにバッファローの外付けHDDに今までの撮影データほかが入っているのは怖いので……と言い続けて10年経ったので、買いました。Raid組むときはHDDは同一製品同一ロットとよく言いますが、同時に壊れる確率あげるだけでは? ハードウェアの抽象度が高い現代、別メーカーのHDD入れたところで問題なくない? など思ったのでWD Redと海門IronWolfで組みました。やりたいほうだい。

ソニー Cybershot RX100 M4

中古。M2に意外にいい値段がついて、わずかな値段でアップグレードできることが分かったため。M3と数千円ぐらいしか差がなかったのでM4を。結果としては大正解でEVFが精細だったり、4K撮れたり、動作が軽快だったり、良かった。M2やM4は微妙といわれがちだが、評価のタイミングによることが分かる。

ターンオン MIX PENLa-PRO

生まれて初めてアイドルマスターのライブに行ったのでボタン電池で動くこれが必要になった。ナゴド最高でしたね。

NEO-GEO mini

メタルスラッグがやりたかったので。これがこの値段なのはお買い得ですね。ミニチュアモデルとしてもいいし、ゲームも楽しい。

プレイステーションクラシック

グラディウス外伝がやりたかったので。ミニチュアモデルとしては精巧にできていて満足度が高いね。結果としてグラディウス外伝はプレイできなかった。戦時急造なのか、なんなのか、ちゃんと作ってほしい。出遅れてるメガドライブが時間かけてちゃんと作ってくれてて、でもブーム過ぎてて売れなかったりしたらこんなに悲しいことはない。