たにがわ2のブログ

みうゼノプラスから移行しました

主力カメラ機材の交代について

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このエントリの時点ではEOS40Dは続投としていたが、改めて振り返ったが最後、とりあえず今後のプランを考えずにはおられなくなってしまった。結論としてはわずか8日後にα7IIへマウントごとチェンジという結論になったのだが、α7IIIが発売になった現時点では概ね良かったかなと思っている。結論に至った過程を記録しておく。

キヤノンAPS-C中級機たるEOS40Dからの機材更新には、いくつか選択肢があった。

  1. キヤノンAPS-C機でボディを更新
  2. キヤノンのフルサイズ機にステップアップ
  3. マウント変更(マイクロフォーサーズ)
  4. マウント変更(α7シリーズ)

1.は正直気が進まなかった。年式相応にISO感度の上限が上がったり、スマホ連携が便利になったり、動画が撮れたりするが、本質的に写真の質はたいして上がらないし、新鮮味が全くない。またキヤノンのラインナップはエントリーユーザーとプロには手厚いが、APS-C中級機は高画質レンズもなく、結局不満があったらフルサイズを使えと言っているような感がある。

ではフルサイズに移行するのかというと、今度は手持ちのAPS-C用レンズが全く使えないので、レンズから買いなおしとなる。例えばEOS 6D Mark II + 24-70L IS USMキットなら約30万円となる。高いな。6D+24-105IS STMキットなら手頃ではあるが…...重いのだ、物理的に。そう思ったのはマイクロフォーサーズ機に触ってからだ。

3.のマイクロフォーサーズ移行は結構真剣に考えた。プレゼント用に買ったE-PM2を自分で使ってみて、中級機以上であれば十分に作画意図を反映できそうだと思ったのだ。E-M10 Mark IIは何度も買いたくなっていたし、今回もE-M1の中古を検討してはいた。

結局のところ4.を選んだのは、α7IIのレンズキットがタイムセールでめちゃくちゃ安かったからだ。税込14万7500円のポイント15%還元、CBキャンペーンで1万円戻ってくる。キットレンズが2万5000円相当としても計算上ボディが10万円未満で、これ一番安価とみていた1.と大差ないぞ。さすがに1時間ぐらい逡巡した、とろくて甲高いシャッター音が気に入らない(これは明らかにE-M1の方が良い)ことだけが引っ掛かったが、結局買ってしまった。あとフルサイズ画質を堪能するためにSEL55F18Zもキャッシュバック対象なのでついでに買った。完全にソニーの思うつぼだと思う。

思えばRX100M2を買ったときにすでにソニーの罠にかかっていたのだろう、撮影後のワークフローもいつしかキヤノンを離れており、今はアドビ税を払う身である。キヤノン純正のRAW現像ソフトは無料としては非常によくできていて、レンズ補正機能も最高なんだが、アドビ税を払ってしまえばそんなことはどうでもよくなるのだ。お金だ。

しかし現時点でキヤノンにいくら貢いでも軽量なフルサイズ機は手に入らないわけだし、買った後にソニーから発表されたα7IIIは考えうる限り最強のスタンダード機だが、まだ値段が高いこともあり、α7IIを買った後悔がそこまでないのが良い。後追いのキヤノン先生がどれだけとばしてくるかが楽しみではあるが、ツァイスも買ってしまったことだし*1、しばらくFEマウント生活を続けるつもりである。
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*1:今はもっとレンズを増やしてしまっている、追って書く